今では知らない人はいないくらい、普及してきた「SNS」「ソーシャルメディア」は企業のマーケティングでも欠かせない存在となってきました。その一方、はたしてどれだけの人がこの二つの違いを理解しているでしょう?はたまた、SNS=ソーシャルメディアだと思っている方も多いのではないでしょうか?「SNS」は日本の呼び方で、「ソーシャルメディア」はアメリカの呼び方だ、と思っている方も多いようですが、これらは全くの勘違いです。
SNSとソーシャルメディアは同一ではありません。実は、「ソーシャルメディア」と言う大枠の中に「SNS」がサブカテゴリーとして存在しているのです。
ソーシャルメディアとはその名の通り、ラジオ、テレビ、新聞、雑誌などと同じ「メディア」の一種です。従来のメディアは一方通行のコミュニケーションが基本でしたが、ソーシャルメディアの誕生によって双方向のコミュニケーションが可能になりました。
皆さんご存知のFacebook、Instagram、Twitterなどはもちろん、このソーシャルメディアの部類に入ります。しかし、ソーシャルメディアの枠は、これらのサイトに限らず、もっと広い範囲に渡るのです。例えば、メッセージアプリのLine、動画共有サイトのYouTube、ブログプラットフォームのWordPress(日本ではAmeba)、レビューサイトのYelp(日本では食べログ)なども、双方向のコミュニケーションを実現するソーシャルメディアなのです。
では、SNSとは何なのでしょう?SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略で、その名の通り「ネットワーキング」すなわち「人とつながること」を目的としたサービスです。共通の興味や志向を持つ者同士が繋がり、コミュニティーを作り、関係を構築していくことに徹しています。FacebookやLineはこのSNSの部類に入ります。アメリカではLinkedInというビジネス特化型のネットワーキングサービスもSNSの代表と呼べます。
つまり、SNSは「人とつながること」「人と人の関係を構築すること」に徹したソーシャルメディアの一種なのです。マーケティング戦略を考える上で、このソーシャルメディアの全体図を理解していると、可能性と選択肢が多いに広がるかもしれません。
今後、ソーシャルメディアマーケティングで多くの企業がつまずいてしまうポイント、アメリカでのソーシャルメディア事情や成功事例などをご紹介していきますので、乞うご期待!
Posted by CHI KITAGAWA
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