Part 3:B.Leagueの未来を拓く!NBAから学ぶB.League発展のヒントとは?
- Karyo Sugimoto
- 3 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは、ロサンゼルス留学中のKaryoです。これまでのPart 1・Part 2では、NBAとB.Leagueの基本的な構造や経済的な違いについて紹介してきました。今回はいよいよPart 3! テーマは「どのようにしたらB.Leagueが発展するのか?」。 NBAのビジネスモデルをお手本にしながら、日本のプロバスケットボールリーグであるB.Leagueが成長していくための具体的な戦略を提案していきます。
1. NBAの成功から学ぶべき5つのポイント
1-1. 放映権ビジネスの強化
NBAはテレビと配信の両軸で世界中に展開。
米国内ではESPN、TNTなど大手ネットワークと巨額の契約(年間数千億円規模)。
海外向けには「NBA League Pass」でファンの囲い込みに成功。
B.LeagueもDAZNやバスケットLIVEとの契約はあるが、国際的な配信やYouTubeでの露出強化をすれば、海外の日本人選手ファンなど新たなファン層獲得も可能。
1-2. スター選手のブランド化
NBAは「スターがリーグを作る」という文化。
ステフィン・カリー、レブロン・ジェームズのような選手が、リーグ全体の顔として活躍。 LeBron James' Top 40 Career Plays

SNSでの発信、ブランドタイアップ、子どもたちへの夢の提供。各チームごとに企業とのパートナーシップがある
B.Leagueでも、八村塁選手、渡辺雄太選手、河村勇輝選手、富永啓生選手などを中心に「スターを育てる仕組み」が必要。
1-3. エンタメ×スポーツの融合
NBAはスポーツだけでなく「ショー」としても楽しめる。
ハーフタイムショー、会場演出、選手入場の演出、音楽、ダンス
試合だけでなく、行くだけで楽しい空間づくりが徹底されている
B.Leagueの多くの会場でも音響や演出は年々進化中だが、さらに「エンタメ化」の視点で改革が必要。
1-4. 地域密着から“地域共創”へ
NBAは各都市の文化や経済に根ざしており、地域と“共に育つ”関係。
チームは地域イベントに参加、学校訪問、地域経済への還元などを積極的に行う。
B.Leagueもすでに地域密着型だが、さらに一歩進んだ「地域共創モデル」が求められる。
1-5. ジュニア世代からの育成強化
AAUや高校、大学など明確な育成ルートが存在
スター選手の多くは高校・大学時代からメディアに登場し、ファンを獲得。https://www.ncaa.com/sports/basketball-men/d1
B.LeagueもU15・U18育成組織があり、拡充中。
今後はもっと「若手育成とメディア連携」の融合がカギ。
2. B.Leagueの未来を担う!注目すべき選手と成長ポイント
渡辺雄太選手(現B.League所属): NBAでの経験を持ち、日本のバスケ文化の顔として活躍中。 9 Minutes Of Yuta Watanabe Being The BEST SHOOTER In The NBA! | 2022/23 Clip Compilation
河村勇輝選手:圧倒的スピードと華麗なパスで、若年層からの人気も急上昇。アメリカ人も河村選手の華麗なパスに魅了されアメリカで人気爆増中。 Yuki Kawamura Highlights vs Dallas Mavericks
富永啓生選手:アメリカ大学バスケで活躍し、NBA入り(G League)。彼の帰国時がB.Leagueにとってチャンス。 Keisei Tominaga's Best Plays Of The Season So Far
八村塁選手:(現 Los Angeles Lakers 所属):日本のエース、日本人のバスケ選手のトップとして、アメリカで活躍中。 RUI HACHIMURA - BEST 2025 LAKERS MOMENTS 🔥 侍
彼らが海外に行くだけでなく「戻ってきたときに輝けるリーグ」になること。

3. まとめ:B.Leagueの未来を創るのは「文化とビジネスの両立」
NBAのような巨大ビジネスには長年の積み重ねと文化的背景があります。しかし、日本のB.Leagueもこの数年で驚くほどの成長を見せています。今後さらに飛躍するには、
1.放映戦略のグローバル化
2. スター選手の育成とブランディング
3. エンタメ性の強化
4. 地域と共に育つ仕組み
5. 育成世代への投資
NBAのような世界的なリーグが存在する一方で、日本のB.Leagueもまた、着実にその歩みを進めています。近年では、日本代表の活躍やスター選手の台頭によって、日本のバスケ界にも明るい未来が見えはじめています。私自身、ロサンゼルスに留学しているからこそ、アメリカのバスケットボール文化の“熱量”や“迫力”、そしてそれがどれほど人々の生活に根付いているかを、日々肌で感じています。その一方で、日本のバスケにはまだまだ大きな可能性が眠っていると強く感じています。たとえば、B.Leagueの試合で家族連れが笑顔で観戦している姿、地元の小中高生が選手に憧れて一生懸命プレーしている様子。こうした「日常の中にあるバスケの風景」こそが、これからの日本バスケを支える原動力になると信じています。だからこそ、単にNBAの真似をするのではなく、日本の良さを生かしながら、自分たちのスタイルで“世界に誇れるバスケ文化”を育てていくことが、今後のB.Leagueの発展につながっていくと私は信じています。
弊社では、日本からアメリカ進出をお考えの企業様向けに、展示会サポートからウェブマーケティング支援も行っております。 こんな展示会に興味がある!調査やレポートして!などのリクエストやご質問、ご相談もお気軽にどうぞ!
関連記事link