前回の 2017年上半期 に続き、2017年下半期。
ゼロハチロック のニュースレター:ゼロハチニュースにだけ掲載していた過去のコラムを、
「出発点」を思い出しながら自分が読み返すための備忘録も兼ねて、ここに公開していきます。
2016年1月の起業時から毎月欠かさず書いてるこのコラム(結構しんどい!笑)、
ちょっとだけ自分の日記を晒すような恥ずかしさもありますが、読んでくれると嬉しいです。
------------- Vol.18 配信日:07.19.2017
100%、ゼロになる。
武道やスポーツをある程度やってきた方はピンとくるかと思いますが、空手の突きの瞬間や、野球でバットを振ってボールを打つ瞬間には「力を抜け」や「力むな」と言われます。単純に考えると、力一杯突きをしたりバットを振るべきだと思いますよね。どちらも間違ってない。一見、矛盾する様ですが力を入れるのと力を抜くのを同時に行うってことなんですね。僕なりの解釈で、一番インパクトが強くなるポイント(タイミングや使う筋肉等)を100%に近づけるために、必要のない力を極力ゼロに近い脱力状態にするという意味だと理解しています。もちろんそれは、ぶれない軸(体幹、基礎や信念)があった上でなせる業でもありますが。
ビジネスや経営に置き換えた場合の脱力とは、無理や焦り、雑念や不安がなく「自然体」で会社が回る仕組みや状態のことだと考えます。そういう状態だからこそ本当にやるべき事を見極め、100%のエネルギーをそこに投入できる。そう、目指すは100%のゼロだ。 板倉
------------- Vol.19 配信日:08.22.2017
波乗り肯定論。
①パドルアウト:潮の流れやタイミングを見計らって沖へ出る。一番大事な、基礎力。
②ダックダイブ:沖に向かって波に押し戻されないよう波をかわす。そう、問題解決力。
③波待ち:沖に出たら少し休憩、チャンスを逃さないよう自然体で準備!バランス力。
④テイクオフ:これだと思った波に乗る!タイミングは一瞬。躊躇は禁物、決断力。
⑤ワイプアウト:経験や技術不足、判断ミスで乗った波から外れても諦めない!継続力。
①~⑤を何度も繰り返し経験、技術を磨きながら様々な力を身につけ、ついに掴むロングライドは最高の時です。波の美しさや、自然のパワーを最大限に楽しむべし!
何度も何度も失敗して、反省して、考えて、力を蓄えて、また挑戦。これってまさに、人生だ。そしてビジネスも然り。自然は今も昔も未来も、誰にでも掴めるはずのチャンス(波)を届けてくれる。時代を読み、チャンスを掴む。びびらない心と過信しない心。精進あるのみ・波乗りしましょう!板倉
------------- Vol.020 配信日:09.22.2017
一貫性と柔軟性、継続と変化。
一見、相反するこれらの言葉。あなたはどちらが大切だと思いますか?
表裏一体とはうまく言ったもので、どちらも持ち合わせているからこそ機能するんだと思います。会社経営で言えば、理念やビジョンに一貫性がありブレない企業ほど、時代や環境の変化に合わせて柔軟に事業変革をし、生き残っているのだと思います。もし軸となる経営指針に一貫性がなければ、これが儲かりそうあれが儲かりそうと流行に振り回されるだけの経営になり、働くスタッフは向かうべき方向を見失います。逆に、頑固一徹うちはこれしかやらん!という風に柔軟性がない組織は、変化に対応できず、いずれ崩壊していくと歴史が証明しています。一貫性を持った上での柔軟性が大切ですね。そして、継続と変化も同様。変化があるから成長できる。続いているから変容できる。変化こそが継続の源なんですね。
笑っちゃうほど激変するこの時代、中心となる核は何か?と自分の心に問い続けながら、歩みを止めずに成長していきたいっス。板倉
------------- Vol.21 配信日:10.24.2017
気持ち良さと彩り。
生産性を高めるための効率化は、営利目的のビジネスをしている限り当然考えるべきこと。働くスタッフが多くなれば人件費というコストは増えるわけで、時間削減やミス防止の仕組み、それぞれの能力に見合った人員配置や規制など、経営側は考えるべき課題が山ほど出てきます。しかし、その課題を解決すべく徹底的に無駄を省き効率化を突き詰めていくと行き着く先は、工場で流れ作業をする機械のような面白みのない仕事になってしまいますね。創造性を必要としない変化のない作業。そんな仕事は楽しくもないし、そこから新しいアイデアや発想も生まれない。スタッフの働くモチベーションは下がり、結果的に生産性は落ちていきます。
では、本当の効率化って何だろうか?生産性ってなんだろうか?そこにあるべきものは?
パっと見は無駄と思えるような遊びや、美意識、気持ち良さと彩り。そんなものがあるからこそ働くことに自発的、積極的、能動的になれる環境と、飽きずに永続的に循環していくエコシステムが成り立つのでしょう。それは、もともと自然に備わっている人の心の温もりと、日々移り変わっている四季のようなものかもしれない。板倉
------------- Vol.22 配信日:11.27.2017
自由のために自分を縛る。
「自由になりたい」。
若者たちの叫びのようでもありますが、いい大人になった今でも「自由」とは何だろうかと考えたりします。皆さんは、いかがですか?自由になりたいですか?
いつの頃だったか、「自由」とはどうやら自分の思うままに好き勝手にやるってこととは違うようだぞと考えるようになりました。本能や欲望の赴くままに動くだけでは、行き着く先は堕落や孤独ではないか?自由や幸せとは反対の方へ向かうことにならないか?
そして、最近ようやく腑に落ちる言葉を見つけました。「本当の自由を得るのは、うまく自分を縛る人だけ」。確かに、ストイックに自分にルールを課して筋力や体幹力を鍛えているサーファーは、海の中で誰よりも自由に波と遊ぶことができる!きっと仕事やビジネスも同じですよね。ストレスになる程やり過ぎないバランスも重要ですが、自ら課すルールや努力こそが信頼や利益に繋がっていく。そこに何らかの成果を感じることができれば、自分に対して自己肯定感を持つことになり、自信となる。
そうやって積み重ねることでしか、自由になる道はないのでしょうね。 板倉
------------- Vol.23 配信日:12.29.2017
成長曲線、あなたは今どこにいる?
成長曲線は、S字カーブを描くって聞いたことありますよね?
横軸は時間や費用などのコスト、縦軸は成果や生産高などでグラフにした場合の成長過程がちょうどS字のような曲線になることが多いという理論。例えば、何かのスポーツを始めたとして最初は練習してもすぐには上手くならず、費やす時間に対しての成果が出にくい時期があり、ある時点からぐーんと成果が現れてくる成長期を経る。そしてまたある時点で成長が止まり安定するが、いつしか衰退期を迎え曲線はまた下降していくというもの。ビジネスにおいては、その衰退期に入る前に次の事業戦略を考え新商品を投入し、また新しいS字カーブを描きながら成長を続けるのが理想とされていますね。伝えたかったのは、今、自分や会社がS字カーブのどの位置にいるのかをなるべく正確に把握しておくことが大切だということ。そうすることで、余計な不安や焦りが減ったり、もう少し頑張れるモチベーションになったり、次の事業展開に進むべきタイミングを知ることにもなるから。新年を迎えるこの時期、自分の目指すべき成長曲線を描いてみるのも良いかもしれませんね。 板倉
次回は2018年上半期の分を公開していきます。
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Posted by mitsu
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