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執筆者の写真Mitsu Itakura

ゼロハチニュースの過去コラム:2021年上半期

更新日:2022年1月31日

前回の 2020年下半期 に続き、2021年上半期。

ゼロハチロック のニュースレター:ゼロハチニュースにだけ掲載していた過去のコラムを、

「出発点」を思い出しながら自分が読み返すための備忘録も兼ねて、ここに公開していきます。


2016年1月の起業時から毎月欠かさず書いてるこのコラム(結構しんどい!笑)、

ちょっとだけ自分の日記を晒すような恥ずかしさもありますが、読んでくれると嬉しいです。




------------- Vol.60 配信日:1.28.2021


窓の中の景色。


その窓の中で答えを探してるうちはきっと見つからない。探せば探すほど、底無しの沼に嵌まり込んでいくようだ。これが答えかも、でもちょっと違う気がする。こっちの方が正しいかもな、でもやっぱ確証がないな。こんなに偉い人が真剣な顔して話してるからきっと間違いない。でもこっちの博士はまた別のことを言っているよね。研究による実験結果がこうなんだから。統計によるとこんな風に予想されるから信じてください。歴史を振り返ればこんなこと一目瞭然なんだと語る。論文を読んだ人が要約するポイントを間違えたそう。言葉遣いが失礼なんだ。いやいや、本当の黒幕はこの人たちで、騙されてるのはあなただと叫ぶ人。そんな陰謀論に惑わされないでと嘆く人。みんな明るい未来が欲しいから、今はどこかに置いといて。。。と、なんか変なことを書き殴ってしまった。何も考えずそこにある言葉たちを吐き出した。


感情を揺さぶられるような、そんな唄を聞いていたい。その中にも答えはないが、きっとリアルがある。答え探しをやめた時、ふっと心の中で気づくこと。それが正解。 板倉



------------- Vol.61 配信日:2.26.2021


トヨタの未来。


2021年2月、無事に火星に着陸した探査機パーサヴィアランスのライブ中継や、その後に送られてくる映像などを見ながら感動した人も多いのでは?(もちろん僕も!)

そして先日23日、トヨタ自動車が「Woven City」(ウーブン・シティ) において地鎮祭を実施したというニュースを見ました。「Woven City」は、あらゆるモノやサービスがつながる未来に向けた新技術の実証都市構想として2020年1月に発表された、豊田章男社長が個人として資産を投じているプロジェクト。

元々は、糸を紡ぐ織り機の製造から始まったトヨタが自動車生産にシフトし、今ある未来を創ってきたという成功物語。豊田市生まれの僕は、祖父や父親から何度も聞かされました。そしてまたこの時代の大転換期、”トヨタのモデルチェンジ” に挑戦する豊田章男社長を素直に応援したい気持ちになりました。

”織る” という意味のWovenという名称に込められた想いと覚悟。その原点に立ち返り、遠くを見据えた”未来への、着工”、楽しみだなぁ。 板倉



------------- Vol.62 配信日:3.30.2021


「雑談」を遊ぼう。


COVID-19の影響により失われたものの一つに「雑談」がある。リモートワークが増え、会社にも行かず仕事の会話は基本チャットやメッセージのやり取り。社外の人に会う機会も減り、オンライン会議や商談においては用件のみになりがち。僕自身、ライフワークと位置付けている「あなたの仕事哲学って何ですか?」というインタビュー活動をすることも難しくなり、その際の「雑談の時間」がなくなってしまいました。失ってみて改めて気づいた雑談のメリットって、実はたくさんあるんですよね。社内であれば、頭のリフレッシュになったり同僚や上司と仲良くなるきっかけにも。社外であれば、異業種の情報や知識の幅が広がること、色んなの人の考え方や興味を知ることで自分では気づけない発見をもらったりできること。そして何より、目的や結論が必要ない自由な会話の中でこそ成り立つ遊びのような楽しい感覚。

一見無駄だと考えてしまいそうだけど、実はそんな時間が心にスペースや余裕を作ってくれている雑談はとても価値あるもの。最近話題の Clubhouseは、そんな人たちの雑談欲求を満たすツールとして必要とされているのかもしれませんね。だからと言って「さあ雑談しよう!」と始めるのは、もはや遊び感覚ではない気もするなぁ。笑 板倉



------------- Vol.63 配信日:4.29.2021


澄みきった空がある。


慣れないリモートワーク、職場での人間関係、コロナ禍の業績不振や不安、介護や老後を考えると、、、、。細々としたものから将来に対する不安まで、問題を解決したと思ったらまた次の難題がやってくる。誰も彼もが様々に、解決すべき問題を抱えています。1%も問題を抱えてないって人は見たことないし、そんな人がいるんならそれって何かに挑戦してないってことでもある。たまに問題にしなくてもいいことを問題視しているという状況があったり、仕事が忙しくてストレスを抱えているかと思ったら仕事がなく暇な状態にストレスを感じちゃってる人もいる。そして、様々なストレス解消法が提示される。瞑想をしたり、ジムで運動をしたり、甘いお菓子を食べたり、睡眠の質をあげる努力をしたり、アロマの香りに癒されてみたり。


世界中の人々が、色々な環境で、色々な関係性の中、色々な問題をかかえ、色々な顔で泣き、色々な解決をして、色々な笑顔で笑う。そんなこんなの色々の真上にいつもある空が、澄みきっているだけで最高なんだと思う。心の中に澄みきった空を。(昨日見た映画からのインスピレーションコラムでした)板倉



------------- Vol.64 配信日:5.28.2021


データドリブンと直感


ここ数年「データドリブン」という言葉を聞く機会が増えた。マーケティングやビジネスにおいての戦略や意思決定などを、データを基に判断し実行していくこと。特に近年、世界のあらゆるコト・モノが多様化し消費者の行動&思考パターンが予想しづらくなっているのと同時に、ビジネス全般でデジタル化が進みデータ収集や分析がしやすくなったことも大きな要因。お客さんの年齢層や属性、購入経路やタイミングなどをデータとして可視化して次の戦略に活かすことがデジタルマーケティングにおいて最も必要とされていると言えます。


しかしここで改めて考えてみたいのが、「データ分析に基づいた意思決定を誰がどのようにするか?」です。同じデータを見ても人によって捉え方の違いや見落としがあったり、偏見やバイアスがかかることもある。社内スタッフと外部の人の視点の違いはもちろん、営業部とカスタマーサポートの考え方の違い、予算や社内のパワーバランスによって意思決定されてしまう場面などもあったり・・・。結局のところそのデータを見る人の偏った視点で主観的に判断され結論づけられていないか?


本当の意味でのデータドリブンとは、その意思決定に特定の人の主観を介入させない仕組みにすることなのかも知れませんね。そんな仕組みを作るにはビッグデータと言われる膨大な量のデータと、検証を繰り返し最適化するアルゴリズムを組み込むための膨大な作業コストが必要になりますが。。


そんなこんなを考えると、どんな中小企業であろうと真剣にお客さんとの関係構築を考えながら長く会社を運営し時に修羅場をくぐって生き残って来た経営者の直感や勘というものは、どんなビッグデータよりも的確で大切なものかもしれないと思う今日この頃なのでした。 板倉



------------- Vol.65 配信日:6.29.2021


カリギュラ効果の応用。


カリギュラ効果とは?禁止されるとやりたくなる。隠されると見たくなる。障壁があれば燃えてくる。そんな心理現象のこと。ちょっと古いですが、ダチョウ倶楽部のネタで「押すなよ、押すなよ、絶対に押すなよ!」と言うくだり、もっと押したくなる心境をうまく応用したお笑いテクニックですね。(若い人は知らないか・・・ググるなよ!絶対にググるなよ!笑)

そんな心理効果は営業や広告のセールストークにも多く活用されています。「ここだけの内緒話ですよ」と言われれば聞きたくなるし、「会員限定」と言われれば見たくなる。

それは、社内や自分の仕事へのモチベーションに対しても応用できるのでは?とふと思ったのです。例えば、週末やバケーションなどでしばらく仕事をしていないと、あれだけ休みたかったのに、早く仕事がしたいと思った経験ってありませんか?例えば、金曜の午後は仕事禁止!となれば朝から昼までめっちゃ集中して仕事しそうですよね?

追えば逃げる、逃げれば追われる、うーん恋愛にも似たこの心理現象。仕事上のゴール設定や、時間制限を儲けることで自分自身との駆け引きを楽しんでみようと思った6月の月曜日なのでした。板倉



次回は2021年下半期の分を公開していきます。


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Posted by mitsu



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