前回の 2023年上半期 に続き、2023年下半期。
ゼロハチロック のニュースレター:ゼロハチニュースにだけ掲載していた過去のコラムを、
「出発点」を思い出しながら自分が読み返すための備忘録も兼ねて、ここに公開していきます。
2016年1月の起業時から毎月欠かさず書いてるこのコラム(結構しんどい!笑)、
ちょっとだけ自分の日記を晒すような恥ずかしさもありますが、読んでくれると嬉しいです。
------------- Vol.90 配信日:7.31.2023
人生ってなんだ?
「俺の人生はいったいどこから始まり、いったいどこで終わってしまうんだろう」長渕剛の”いつかの少年”という歌の歌詞に出てくる一節。中学生の頃だったかなぁ、いつの間にか自分の人生が始まっていて、これからも人生が続くけどいつか終わりがあること。過去と未来・前世や死後の世界なんかを想像し、不思議に思ったことを覚えています。
いい大人になった今でも、病気で寝込んでいる時、近しい人の訃報を耳にする時なんかに「人生とは?」って考える。人生とは、楽しむもの?不平等で理不尽なもの?死ぬまでの暇つぶし?愛する人と出会う旅?ほんの一瞬の儚いもの?永遠に続く夢?諸行無常で意味なんて無い?未だ分からないまま生きているなぁ。
それでも人生ステージで変化し続ける自分なりの人生観と想いを、何かの形で残しておくことは一つの楽しみ方だと思う。あの頃のこんな気持ちやあんな気持ちを数年後に感じてみること。流れ過ぎ去った時間の中で、自分が受けた衝撃や変化のきっかけ。掴めそうで掴めないんだけど、そうやって自分と対話することでこそ、これから過ごす残された時間をどう生きるかってヒントらしきものが見えるはず。 板倉
------------- Vol.91 配信日:8.29.2023
その言葉が流れとなる。
ものごとの始まりはどこ?
どんなに大きな会社の創業者も、偉大なる発明家も、有名アーティスト、チャンピオンボクサー、二刀流のあの人も。始まりは小さな一歩だったはず。
きっかけや目的はそれぞれで、進化し成長していく過程で変わっていくもの。そのうち信念みたいなものが固まってきて、技が研ぎ澄まされ洗練されていく。キラキラと輝くように見えるそれは、人を惹きつけ一緒になって動き出す。目指す場所を現実として見極め、夢や幻想ではないと信じることができれば、固い意志の源泉となって伝染する。
周りの人の応援や声援が力となり、期待に答えたい気持ちやその人への想いが強力なエンジンとなって走り出す。何百回転も何万回転も、擦り切れるギリギリのところでただただ続けられる努力。気づいたら大きな幅を持った川となり、清濁併せ持つ力強い流れは海へと辿り着く。
「バンドやろうぜ」とか「サーフィンしてみたい」とか「インターネットすげー」とか。なんともちっぽけでたわいもない一言だとしても。自分が発するその言葉がなければ、未来への偉大な飛躍に繋がるはずがない。板倉
------------- Vol.92 配信日:9.26.2023
苦闘の最中。
ぱっと片付けようとしたって無駄なこと。今流行りのAIじゃないんだし、むしろその逆に答えがある気がする。熟考し搾り出すように出てきた言葉たちを何度も何度も書いては読み、書いては読む。そんな風にして人の記憶に残るような、心を動かすような、感動をもさせてしまう文章や歌が生まれるんだなきっと。
海面が太陽の光を反射してキラキラ輝いている朝に、胸肩サイズの綺麗な波に乗る自分を想像する。向こうに見えた雄大なうねりが、ゆっくりと力強さを見せつけるように近づいてくる。遠くの沖から伝わってきたその力は海底に当たり丸みを帯びた三角形に盛り上がる。その頂が綺麗に崩れ始めるその瞬間を狙って、身体中のエネルギーを集中させるんだ。両腕と頭の重さでバランスを取りながら、波のリズムに合わせてテイクオフ。お気に入りのサーフボードを踏み込む右足はイメージ通りの位置だ。なるべくスピードが出るようにボトムに向かって滑り降りるとき、次の進行方向に目線を向けならが深いターンで・・・
あ、ついつい夢中になってしまうよね。程々に、それなりに、いい加減でさ、それで十分。それが気持ちいい。そうだよね、思考にもきっとリズムがある。それに上手いこと乗れたならコラムを一つ書き終えられるんだ。板倉
------------- Vol.93 配信日:10.31.2023
人から人へ、伝わる物語。
先日、ハリウッドで桂三輝(サンシャイン)という落語家のショーを見ました。面白くて声出して笑いました!カナダ生まれでありながら日本の伝統芸能である「落語」の道へ進み、英語で日本以外の国の人にその文化を伝えているとってもユニークで素敵な人。
そして落語に興味を持った僕は色々深掘り中。有名な立川談志の落語を聞いてみたり、現在活躍中の講談師・神田伯山の講談を聞いてみたり。そもそも落語ってどうやって生まれたの?って調べていくと・・・「落語に」影響を与え、元ネタとして参照されたという『醒睡笑』(せいすいしょう)という書物があるとか。
ウィキペディアによると、『醒睡笑』は庶民の間に広く流行した話を集めた笑話集。著者は茶人や文人としても知られる京都の僧侶、安楽庵策伝。戦国時代の武将にも聞かせたその小話は「眠りを覚まして笑う」の意味で『醒睡笑』と命名されたそう。1615年、策伝が板倉重宗の前で話した話が面白く、著書として纏めるように薦められた・・・
ん?板倉?!って僕の祖先か?と、真相は分かりませんがきっと色々な小話を聞くのが好きだったんだね!2023年、板倉の名を持つ僕も様々な人のお話を聞くのが好きです。そしてそれをインタビュー記事やポッドキャスト番組の形にしてなるべく多くの人に届けようとしている。なんだか感慨深いなぁなんて思ったという小話でした。あざっす。 板倉
------------- Vol.94 配信日:11.30.2023
心と体、時間。
そこにスペースが空くからこそ別の何かが入ってこれる。多様性や変化を求めるのであればスペースを作ることが必要不可欠。循環し流れていかなければ、水は濁り腐っていくんだもんな。
心。仕事のプレッシャー、人間関係でのストレス、未来への不安、過度な情報が余計にスペースを奪う現代。リラックスする時間を取ること、趣味や学びを追求することで心の豊かさやスペースを広げたい。
体。ついつい過ぎるお酒や塩分糖分、安くて便利な食事ほど気をつけないとね。日々食べているものが栄養となり細胞となる。血液やリンパの循環を促し、どんどん老廃物を排除する健全な肉体を維持したい。
時間。生産性を追求し過ぎてしまうことで忘れがちな仕事の本質や根本的な問題。焦って急ぐことは失敗を招く原因=ハイリスク、ローリターン。急かさないような段取り仕事を優先的に、価値創造に繋がる仕事を追求したい。
おーい、一休!『あわてない あわてない ひと休み ひと休み』か。
一休さん素敵だ。 板倉
------------- Vol.95 配信日:1.02.2024
空を見上げて感謝。
新年、明けましておめでとうございます。例年通り最初にこのコラムを書くことからゼロハチロックの2024年をスタートさせようと思います。
新年早々、日本での大規模な地震や航空機事故のニュース。想像するに胸が痛くなります。被害に遭われた方やそのご家族の一刻も早い救助や回復を願います。どうか温かい布団の中で眠ることができていますように。
さて、皆さんは初詣に出かけましたか?「お参りとは、神さまに会いに行くことであり、自然とつながること」と何かの記事に書いてありました。神社とは自然の象徴。〈しめ縄〉は雲、〈鈴〉は雷鳴、〈紙垂〉は稲妻を表しているそう。なるほどなぁ、だから空を見上げるような造りになっているんだなぁ。
海外に住んでいると神社やお寺に行くことが難しい方も多いと思います。個人的な捉え方になりますが、日本的な感覚で八百万(やおよろず)の神、それはすなわち自然界そのものと考え、元旦の初詣も大好きな海へ向かいました。気持ちいい空と太陽の下、清々しい気持ちになれたことに感謝。
そして、「おめでたい」という言葉、一説には神さまへの誓いや宣言としてあるとのこと。「愛する、愛でることをしたい」の意。毎日ちゃんと登ってくれる太陽、そこにある自然、関わってくれる人、生活を彩る食や物、そして過ぎ去っていく尊い時間を、しっかりと「愛でたい」。板倉
以上、
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